UTM 座標の読み方
UTM 座標は3つの部分からなります。ゾーン(1〜60 の番号と、緯度帯の文字または半球)、東距(メートル、およそ 160,000〜840,000)、北距(赤道からのメートル)です。北半球では北距は赤道の 0 m から北へ増え、東京タワーは北距 3,946,806 m です。
ラベルや単位はあってもなくても構いません。54S 386441 3946806、Zone 54N E 386441 N 3946806、54 386441mE 3946806mN はどれも同じ地点です。
UTM と平面直角座標系の違い
どちらも横メルカトル図法ですが、UTM は経度 6° 幅で中央子午線の縮尺係数が 0.9996、東距に 500 km を加えます。平面直角座標系は都道府県ごとの 19 系で、縮尺係数は 0.9999、原点が X = 0、Y = 0 です。日本の公共測量や地籍調査では平面直角座標系、防災や広域の GIS では UTM がよく使われます。
WGS 84 と JGD2011 の UTM 座標の差は実用上無視できますが、旧日本測地系で測った UTM 座標は数百 m ずれるので注意してください。
よくある質問
54S の S は南半球の意味?
国際的な表記では S は緯度帯(北緯 32°〜40°)で、南半球ではありません。日本の UTM 座標に 54S とあれば北半球です。紛らわしい場合、変換ツールは両方の読み方を示します。
北距が 1,000 万を超えるのはなぜ?
UTM では 10,000,000 m を超える北距は存在しません。入力ミスか、東距と北距が逆になっていないか確認してください。逆になっていると判断したときは、入れ替えた読み方も表示します。